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蓄電池のプロが解説!家庭用蓄電池のメーカーと製品について【ニチコン編】

はじめに

家庭用蓄電池は光熱費削減や非常用の電源などメリットも多いことから、近年普及率が急激に上昇している商品です。

家庭用蓄電池は、国内及び海外のメーカー各社が製造し、市場に流通しています。有名なメーカーだけでも15~20社位はあるのではないでしょうか。

各メーカーが製造する蓄電池は、それぞれの会社が研究・開発を行って製品化されていますので、他の家電製品や工業製品同様に特徴が異なっています。全てのメーカーの全ての製品の特徴を把握したうえで、どのメーカーの蓄電池を購入しようと決めるのは大変だと思います。

私たち株式会社エコワークでは、数ある家庭用蓄電池のメーカーの中から自信を持ってお客様に蓄電池をお勧めすることができるメーカーを厳選してお取り扱いしております。

今回は私たちが「プロの目線」で選んだメーカーの中からオススメのメーカー「ニチコン」のご紹介をしたいと思います。

ニチコンの蓄電池にはどのような特徴があるのか?どういう方にオススメなのか?などを詳しく解説していきますので、蓄電池選びの参考にされてはいかがでしょうか?

ニチコンとはどんなメーカー?

ニチコンは1950年に「株式会社関西二井製作所」という社名で京都で設立されました。

主に電子部品や太陽光発電システム、蓄電池などの開発・製造を行っています。
2020年12月には家庭用蓄電池の累積販売台数国内NO.1(※ニチコン調べ)となり、蓄電池の市場におけるトップメーカーと言える会社です。

ニチコンの家庭用蓄電池は「今だけではなくこの先も価値あるもの」という提案方針を掲げています。これには蓄電池が長い期間(10~20年)に渡り使用する製品であるため、ユーザーには安心感を持って家庭用蓄電池を使ってもらいたい、という願いの表れです。

またニチコンは環境や社会への取り組みにも積極的で、ISO9001の認証を取得したり、SDGsの達成に製品で貢献する活動を継続的に行っています。

ニチコンは先進的な技術開発だけではなく、これからの社会のニーズに合った家庭用蓄電池メーカーだと言えるでしょう。

ニチコンの家庭用蓄電池の特徴

それでは、ニチコンの家庭用蓄電池の特徴について触れていきます。

●単機能型蓄電池・ハイブリッド型蓄電池・トライブリッド蓄電型の全ての製品をラインナップしている

前回の記事でも触れていますが、蓄電池には「単機能型蓄電池」「ハイブリッド型蓄電池」「トライブリッド蓄電型」の3つのタイプがあります。

(その違いについては前回の記事を参照ください。)


ニチコンはこの単機能型、ハイブリッド型、トライブリッド型の3つのタイプ全てを製品ラインナップに揃えている、数少ないメーカーです。コストを抑えて蓄電池を導入するなら単機能型、万一に備えて出力の大きい蓄電池を設置したいならハイブリッド型、将来的に電気自動車も…とお考えでしたらトライブリッド型、など、予算や用途に応じて製品を選ぶことができます。

●蓄電容量が大容量のモデルが多い

蓄電池導入の大きな目的や用途として「災害時・非常時の電力確保」が挙げられます。東日本大震災や熊本地震以降、日本国内の防災意識が向上した結果、家庭用蓄電池を導入することで停電への備えをする家庭が年々増加しています。

万一の停電時の生活に安心して対応できるようにするためには、蓄電の容量も大きいタイプの家庭用蓄電池であることが望ましいと言えます。
家庭用蓄電池の蓄電容量は「kWh」という単位で表されます。家庭用蓄電池では4 kWh~16.6kWh程度の容量の蓄電池が多く流通しています。

ニチコンの単機能型蓄電池には実行容量(実際に貯められる容量)16.6 kWの製品など、大容量の蓄電池が多いのも特徴の一つです。

16.6kWhの蓄電池の場合、一般的な家庭の1時間当たりの使用電力を430Wとして試算すると、約30時間以上は電力を使うことが出来る、ということになります。

これだけの電力を確保できれば、ある程度の家電製品を使いながら電力の復旧まで持ちこたえることも不可能ではありません。

ニチコンの家庭用蓄電池は「災害時・非常時に備えて蓄電池を導入したい!」という方にオススメのメーカーと言えます。

●小型の家庭用蓄電池でも機能が充実している

家庭用蓄電池を導入したいが、設置スペースの問題で、上記のような大容量の蓄電池は設置できないお宅もあります。それでも「非常時のために備えはしておきたい!」という方もおられます。

ニチコンの単機能型蓄電池には蓄電容量が4kwhクラスにはなってしまいますが、外寸サイズもコンパクトな家庭用蓄電池が製品ラインナップにあります。

この小型の蓄電池でも、停電時には一般的な家庭における電気使用量(430kWh)で試算すると、約8時間分程度の電気を貯めておくことができます。また小型で軽量なので、基礎工事なども不要かつ、エアコンの室外機のように簡単に設置することができます。

ニチコンの小型家庭用蓄電池は「小さくても機能が充実した家庭用蓄電池を導入したい!」とお考えの方もオススメです。

●蓄電池に「自動運転切替機能」が付いている

災害時・非常時にに備えて家庭用蓄電池を導入するとした場合、実際停電になった時に「本当に蓄電池には十分な電力を貯めた状態になっているのか?」は気になるところです。

ご安心ください。ニチコンの家庭用蓄電池は「気象警報対応運転サービス」という機能が付いています。

気象警報対応運転サービスは、事前に契約申込みが必要ですが、家庭用蓄電池を設置したお宅の地域に気象警報が発令された場合、自動で家庭用蓄電池を満充電にして停電に備えることができるようになる、というものです。

この気象警報対応運転サービスに対応している気象警報は「大雨」「洪水」「暴風」「暴風雪」「大雪」「高潮」の6つとなっています。

この気象警報対応運転サービスにより、停電の可能性がある自然災害が想定されると事前に自動で蓄電することができるので、非常時にもより安心して生活を営むことができます。

プロのおすすめ!ニチコンの家庭用蓄電池3モデルをご紹介

ニチコンの家庭用蓄電池は、小容量コンパクトなタイプから大容量タイプまで、多くのモデルがあります。その中から、蓄電池のプロが選んだおすすめのモデルを3つご紹介します。

1.お手軽に蓄電池を導入したい方に!単機能型蓄電池システム【ESS-U2M1】

まずご紹介するのが【ESS-U2M1】です。このモデルはニチコンの家庭用蓄電池の中では「コストパフォーマンス」に優れているモデルになります。この機種の製品特徴としては・・・

蓄電容量は11.1kWhと大容量タイプなので、非常時に備える電力としては十分に安心できます。

3.3kWh(容量の30%)の電力を常時確保することが出来ます。非常時に停電が起きても、約7時間程度は電力をすぐに使うことができます。

●電力の自家消費を優先した「クリーンモード」と、売電を優先した「経済モード」の用途に応じた2つの運転モードが設定できます。

●非常時の電力供給は、家の中の一部屋(リビングなど)のみが電力を使えるようにできる「特定負荷型」です。

供給できる電圧は100Vになりますので、IHヒーターやエコキュート、エアコンなどの200V電源の家電製品は動かすことができません。

●非常時の電力供給のON・OFFを行う際は手動の操作が必要になります。

2.エコワークおすすめNO.1!単機能型蓄電池システム【ESS-U4M1】・【ESS-U4X1】

次のご紹介は【ESS-U4M1】・【ESS-U4M1】です。この2機種は私たちエコワークでも特におすすめの家庭用蓄電池です。性能的にも非常に優れたモデルになります。この機種の主な製品特徴としては・・・

●2機種の違いは蓄電容量です。【ESS-U4M1】は11.1kWh、【ESS-U4X1】は16.6kWhと大容量タイプなので、ESS-U2M1同様、非常時に備える電力としては十分に安心できます。

●非常時様の安心設定として、ESS-U4M1は3.3kWh、ESS-U4X1は5.0kWhの電力を常時確保することが出来ます。

●電力の自家消費を優先した「クリーンモード」と、売電を優先した「経済モード」の用途に応じた2つの運転モードが設定できます。

●非常時の電力供給は、家全体に電力を供給できる「全負荷型」ですので、お家のどの部屋でも電気を使うことができます。

供給電圧は100Vと200Vの両方の電圧に対応。IHヒーターやエコキュート、エアコンなどの家電製品まで非常時に動作させることができます。

●停電時には全自動で電力供給を通常電源から蓄電池に切り替えます。

3.ハイブリッド型蓄電池システム【ESS-H2L1】

最後にご紹介するのが【ESS-H2L1】です。このモデルは前にご紹介した単機能型蓄電池ではなく、ハイブリッド型の蓄電池になります。この機種の製品特徴、単機能型の蓄電池との違いとしては・・・

●ハイブリッド型蓄電システムは、蓄電池の筐体内に「パワーコンディショナー」を内蔵しています。単機能型蓄電池は外部のパワーコンディショナーと接続しますが、蓄電池〜パワーコンディショナー間で電気が変換される時に多少の電力ロスが発生します。ハイブリッド型の場合はこのロスを抑えることができるため、効率よく電気を貯め、使うことができます。

蓄電容量は12.0kWhと大容量タイプなので、非常時に備える電力としては十分に安心できます。

●電力の自家消費を優先した「クリーンモード」と、売電を優先した「経済モード」の用途に応じた2つの運転モードが設定できます。

●非常時の電力供給は、家全体に電力を供給できる「全負荷型」ですので、お家のどの部屋でも電気を使うことができます。

電気を使うときの最大自立出力が5.9kVAと非常に高出力。非常時でも消費電力の高い家電製品を安心して使うことができます。

供給電圧は100Vと200Vの両方の電圧に対応。IHヒーターやエコキュート、エアコンなどの家電製品まで非常時に動作させることができます。

●停電時には全自動で電力供給を通常電源から蓄電池に切り替えます。

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか。いかがでしたでしょうか。今回は家庭用蓄電池のメーカー「ニチコン」について、会社や製品の特徴などについて解説しました。

ニチコンの蓄電池は国内トップクラスのメーカー製品であることなどから信頼性が高く、安心して蓄電池を導入できるメーカーとして特にオススメです。今後家庭用蓄電池を導入したい方は、ぜひニチコンの家庭用蓄電池も検討してみてください。


私たち株式会社エコワークでは、今回ご紹介したニチコン蓄電池以外にも、お客様のお宅の状況やご要望に応じた蓄電池導入のご提案、アドバイスを承っております。

また「毎月の電気代を安くしたい!」「もっと家の暮らしを快適にするには?」など、電気や暮らしに関する悩み、疑問がありましたら、私たち株式会社エコワークに是非一度ご相談ください。

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